卒業を迎えて – サッカーから得たモノ

卒業おめでとう!

小学校の6年間は、短かったですか? それとも長かった?
親御さんの目から見ると、不安交じりに入学風景をビデオに撮った事や、小さな体に大きなランドセルを背負ったアンバランスな姿が可愛かった事が、ほんの数分前の事の様に思い起こされることでしょう[:初心者:]
今日は、同じ場所から蛍の光に贈り出される我が子の姿を見て、あたかもタイムスリップしたような感覚になられた方もいらっしゃるのではないでしょうか[:ダッシュ:]
変わったことといえば、子供の身長と、自分の+6年の年齢と気になるシワでしょうか・・・[:太陽:]

一般的にスポーツでは、「心・技・体」と称される精神の成長と、競技技術の向上と、体の鍛錬に関心が向き、勝負の結果に目を奪われますが、サッカーは、それに加えこれからの人生を歩む過程で指標となるようなさまざまなヒントを与えてくれる競技だと考えています[:グー:]

サッカーの試合では、なかなか自分の思い通りにボールを運べません。ボールを持てば自分にとって最大のチャンスであると同時に、敵に狙われる最大の危機でもあります。数少ないチャンスでシュートを打って、ゴールを決めなければ試合には勝てません。勝ちたくてもなかなか勝てません。相手チームよりより多くのチャンスを自ら創り出し、数多くシュートするしかありません。
練習では、厳しく叱られたり、上手にボールを扱えず挫折することも多かった事でしょう[:しくしく:]

人生もなかなか自分の思い通りになりません。9割がた自分が意図しない展開ではないかと感じます。ましてや、小学校の卒業時点では、考えもしない職業に就き、聞いた事もない土地に住み、幸か不幸か想像もしなかった人と人生を共に歩んだりしています。
その過程では、さまざまな問題や岐路に直面し、その度に悩み、迷い、苦しむことでしょう。しかし、それらを受け止め、乗り越えていかなければなりません。
そんなとき、サッカーを思い出して、次のような助言をしてあげてください[:オッケー:]

[:ダイヤ:]お子さんが、これからの人生で進路に迷ったり、岐路に立ち止まるようなら、
「サッカーの試合で、パスを出す時のように、顔を上げて周りを見てごらん。進むべきパスコースが見つかるはずだよ。」
と、アドバイスしてあげてください。

[:ダイヤ:]お子さんが、これからの人生でひとりで悩みを抱えたり、ひとりでは問題が解決できないようなら、
「サッカーで味方にパスを出すように、親しい友達や同僚に、悩みや問題をパスしてごらん。自分の気づかなかった道を拓いてくれるよ。」
と、アドバイスしてあげてください。

[:ダイヤ:]お子さんが、これからの人生でチャンスを前に決断に迷ったり、自分の気持ちに迷うようなら、
「サッカーでシュートを打つ時のように、失敗を恐れず自分を信じて思いっきり蹴り込んでごらん。たとえゴールを外しても、その失敗は、何にものにも代えがたい賞賛される経験だよ。」
と、アドバイスしてあげてください。